建設業界でお仕事をなさっている方なら、経審を受けることにはメリットがあるということはご存知だと思います。
しかし、経審を受けるにはある程度のコストがかかることもご存じでしょう。
ですから気になるのは、そのコストを上回るメリットがどの程度自社に発生するだろうか?という点ではないでしょうか。
今回は経審を受ける基本的なメリットをまとめてみました。
経審を受ける3つのメリット
◎売上アップにつながる
・公共工事の入札への参加可能になり工事受注増を見込める
・民間同士の取引でも信頼度(評価)向上につながり工事受注増を見込める
◎自社についての評価を第三者的に把握できる
・全国の業界内での自社の立ち位置 (資本金や技術者数が同規模の会社でも格付けランクの差の広がりは大きい)
・自社の改善点(評価点やランクを上げるために何をしたら良いかがわかる)
・自社の強み (取引先等へのセールスポイントが明確に)
◎自社のセールスが楽になる
・自社の強みが明確になるので、競合他社との差別化をアピールできる
・場合によっては元請側が公表されている自社の経審結果をリサーチして工事の発注を打診してくるケースにも
上記の点を明確に把握できると、自社の目指す方向へ、より業績を伸ばすための対案を描く助けになります。
今回は経審の基本的なメリットをまとめてみましたが、そのメリットを自社にどのようにフィードバックするかは、それぞれの会社様のスタイルによって異なってきます。
例えば、入札工事をメインに考えて事業計画を立てている会社と、入札工事はあくまで保険のようなものと考えている会社では、経審にどの程度注力するかは異なってくるでしょう。
さらに言えば、どの業種の工事をとりたいか、公共工事だけでなく大手鉄道会社や電気会社の工事で経審を生かしたい等によっても経審のどの部分にポイントを置くかは異なる場合があります。
それぞれの細かい点についてなど、ご不明な点はお気軽にお問合せください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。